外国の読みもの/人間として生きる


2005年の新学期に刊行した「外国の読みもの」です。

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■コルドバをあとにして

ドリット・オルガッド作
樋口範子訳
定価:本体1700円+税
判型・体裁:四六判/320ページ
発行年月:2005年2月
ISBN978-4-378-00789-2
NDC929
【内容】
 十七世紀のスペインを舞台に、異端審問をうけて投獄された母親を、ユダヤ人少年が奇跡的に救出するまでを描いた作品。宗教を越えた力で、人々がたがいに尊重しあい、困難を乗り越えて絶望せずに助け合っていく描写に、作者の間口の広さ、寛容さを感じ取れる。現在の世界情勢でもっとも欠けている「宗教、民族の和平」への意識が、うなりとなってせまってくる作品。
 イスラエルの作家が、2回の綿密な現地取材を経て書き下ろした歴史児童文学。



■マレクとマリア

ヴァルトラウト・レーヴィン作
松沢あさか訳
定価:本体1600円+税
判型・体裁:四六判/280ページ
発行年月:2005年3月
ISBN978-4-378-00790-8
NDC943
【内容】
 一九四五年二月十三日、マリアは母の誕生日を口実に、疎開先からドレスデンにもどった。マレクに会いたい一心だった。
 しかしその夜、ドレスデン市街が突然の大空襲に見舞われるとは!黄金都市は破壊され、火炎地獄の底をさまようマレクとマリア。警察につかまればいのちの保証はない。ポーランド人の強制労働者とドイツ娘の恋愛は、重大な禁止行為なのだから。
 戦争が終わるまで、二人は愛をかくしとおせるだろうか? その日まで無事に生きのびることができるだろうか。

第二次大戦のドイツ・ドレスデンの大空襲を舞台に、禁じられた愛をつらぬこうとする若い男女の生き様を描いた感動作。



■ラウラの日記

ロベルト・ピウミーニ作
よしとみあや訳
定価:本体1400円+税
判型・体裁:四六判/176ページ
発行年月:2005年4月
ISBN978-4-378-00791-5
NDC973

品切れ

【内容】
 わたし、ラウラ。
 わたしには、話をとってもよく聞いてくれる、ニーって名前の友だちがいる。でも、ニーは人間じゃなくて日記なの!人間の友だちは、去年、モロッコから転校してきたアム。四年生の新学期がはじまって、急に仲よくなったんだ。
 ある日、アムが心配そうな顔で学校にやってきた。いっしょに住んでいるおじいちゃんがしゃべらなくなっちゃったって。さあ、大変! おじいちゃんを元気づける作戦を考えなきゃ。

だれかの日記って、「読んでもいいよ」とさそうように目の前に置いてあっても、読んではいけないもの……でもラウラの日記は読んでもいいのです。
ページをひらいてみれば、冗談好きで元気なラウラの毎日に、きっとあなたも、ドキドキわくわくするはずです。



■ハートレスガール

マーサ・ブルックス作
もりうちすみこ訳
定価:本体1600円+税
判型・体裁:四六判/256ページ
発行年月:2005年4月
ISBN978-4-378-00792-2
NDC933

品切れ

【内容】
白夜の空に雷がとどろきわたる。激しい雨の中、湖畔のカフェの女主人リンダは、横づけされたトラックから運転手が入ってくるのを待っていた……。
かけこんできたのは少女だった。カウンターの椅子にすわってふるえている。せわしなくなでつける金髪はひどく不格好に刈りこまれ、銀の指輪をふたつしたか細い指が、スプーン山もり三杯の砂糖でヘドロのように重くなったコーヒーをかきまぜる。
「白い毒薬」とつぶやき、少女は暗く悲しげな微笑をリンダに向けた。

湖畔の小さな町に、夏の嵐のようにおとずれた少女ノリーン。傷つきながらも成長する少女との出会いにより、挫折し息をひそめて暮らしていた大人たちは、ふたたび自己の「生」をとりもどす。
……カナダ総督文学賞受賞作品



■宮廷のバルトロメ

ラヘル・ファン・コーイ作
松沢あさか訳
定価:本体1600円+税
判型・体裁:四六判/272ページ
発行年月:2005年4月
ISBN978-4-378-00793-9
NDC943

品切れ

【内容】
 言葉を空の星の数ほどおぼえ、見るものすべてを絵にかけたら! バルトロメは一生けんめいだった。そうすれば父もみとめてくれる、ひとり立ちして、生きていける。
 それなのに、幼い王女の目にとまったバルトロメは、犬になった。犬の衣裳を着せられ、犬の声をまねして、芸をする毎日。 王女お付きの人間が七十人。べつに動物や小人たちがいて、バルトロメはその仲間だった。

17世紀のスペイン・マドリード。その華やかな宮廷を舞台に、身体にハンディをもつバルトロメ、宮廷画家のベラスケスとその工房、幼い王女、そして、バルトロメの家族がくりひろげる、緊張感あふれるストーリーと愛の物語。