さ・え・ら書房編集室雑記(2002/5/12更新、18日改) Topへ戻る

  • 今年も、5月3~5日にかけて、東京上野公園の噴水のまわりにテントがはられ、児童図書出版社による展示即売会が行われました。「上野の森 親子フェスタ(主催/子どもの読書推進会議・(財)出版文化産業振興財団=JPIC)」の一環で、「子どものためのチャリティ・ブック・フェスティバル」と名付けられたこの催しは、今年で3回目となりました。
  • わたしも1日売り子をやりましたが、ふだんは自分の担当した本を直接読者に手渡すということはまったくないわけなので、これは貴重な経験です。本の内容説明を聞いてくれて買ってくださると、とてもうれしいものです。
  • わたしは、算数の本をメインに説明・販売したのですが、本を袋に入れる、代金を頂く、品物とおつりを渡すという流れが、不慣れなものでなかなかスムーズにいきません。おつりの計算が、ふだんの買い物ではどうということはないのに、うまくいかないのです。そんなのでよく算数の本をつくっている、と我ながらなさけなくなりました。
  • 考えてみれば、ふだんのおつりの計算は検算であり、今回のは、自分から計算しなくてはいけないという、まったく責任のちがう別物なのですね。
  • 算数の本のほかに、目立って売れた本は、タリバン政権下の少女を描いた小説「生きのびるために」、ある川のほとりの町の12000年の歴史を描いた絵本「絵で見るある町の歴史」でした。このような本が、書店の店頭でどんどん売れればうれしいのですが、残念ながらなかなか棚にもならんでいないというのが現実です。
  • “緑の日”、山梨に住む知人にケヤキの林に案内してもらいました。さいわいよく晴れて、気持ちのいい光がふりそそぐなか、美しいみどりを満喫することができました。今年の1月から4月までのずっと続いてきた忙しかった日々の疲れが、ふっと消えていったような気がしたのでした。
  • 自然の美しい山梨ですが、それでも、知人のはなしによると年々環境が悪くなっているそうです。環境を悪くするのは簡単ですが、いちど壊された自然は、けっしてもとにはもどらないことを、もっと多くの子どもたちにも感じてほしいと思います。
  • 東京市ヶ谷の小社のとなりに、大きなマンションの新築工事が始まり、ずいぶんと日がたちました。重機が入り、土をどんどん運び出し、大きな杭をじゃんじゃん打っているのを見ると、地球が壊されていくような気がしてなりません。
  • トップページでもお知らせしましたが、自然と環境保護の先進国であるスウェーデンの絵本『自然と環境のえほん』を刊行しました。多くの子どもたちに読んでほしいと思います。
  • このたび、小社のホームページをリニューアルしました。初めて作ったときは、“軽いこと”に重点をおいておりましたが、インターネットの環境がととのってきたので、多少ですが重くしました。ページが少しすっきりしたことに免じてお許しください。

ブックフェスティバル(上野、2002/5/4) 美しいケヤキ林(山梨、2002/4/29) ケヤキ林で見つけたトリカブト??(山梨、2002/4/29)

(右2つの画像はクリックすると、少し大きくなります。)

(記)浦城信夫
前回の『編集室雑記』を見る