さ・え・ら書房編集室雑記(2002/7/7更新) Topへ戻る

  • 前回のこの欄で、絶版になっていた『ぐにゃぐにゃ世界の冒険』(福音館書店刊、たくさんのふしぎ)というトポロジー(位相幾何学)をあつかった本をネットで入手したことを書きました。こんなに簡単に絶版の本が見つかるとは……というわけで、ためしに、『五円の天使』(六浦光雄作)という本を古書店の検索にかけてみました。(六浦光雄は、1950年代に絵物語というジャンルで活躍した作家です。)
  • すると、なんとこれが、渋谷の古書店にあったのです。この本は、わたしが小学校2年生ぐらいのころ、何度も何度も読み、ぼろぼろになって、いつかなくなってしまったもので、大人になってからも、いつか、もう一度読んでみたいと思っていた本です。親とはぐれた子ども、女装して花を売り歩く子ども、お腹をすかせた子どもたちを、小さな五円の天使がふしぎな世界に案内しながら幸せにするといったお話です。
  • 手に入れた『五円の天使』は、1953~4年の新聞をていねいに切り抜き、表装して糸で綴じたものでした。わたしの読んだのは白い表紙の単行本だったので、それがもともと新聞小説だったということは知りませんでした。……どんな人がこの切り抜き本を作ったのでしょう。(『五円の天使』画像)
  • 黄ばんだ『五円の天使』のページをめくると、なつかしい絵がつぎつぎに現れてきました。うんうん、そうそう、こんなお話だったとストーリーが浮かぶだけでなく、文章の一部もそのまま思い出されます……ずいぶんと、一生懸命に読んだ当時の記憶がよみがえったのでした。
  • わたしは、スズメが好きで、エサをやったり写真を撮ったりしていますが、近くからスズメの写真が撮れたので紹介します。(市ヶ谷堀端のスズメ、2002/06/30)いつもかわいいとばかり思っていたのですが、けっこうするどい顔つきもするのですね。
  • 本日、目黒にある自然教育園に行ってきました。ここは、国立科学博物館の付属の施設で、植物や動物の生態を研究するのが目的です。だから、ふつうの庭園や植物園のように花壇があるわけでなく、手入れをせずに、自然の状態が保たれています。(といっても、都心の施設なので、カラスが多かったり、排気ガスの影響などを受けているようですが……。)
  • 前にこの欄で、市ヶ谷にはモンシロチョウを見かけることがなくなったと書きましたが、ここでは、1匹(頭)、見ることができました。モンシロチョウぐらい……と思われる方も多いかもしれませんが、わたしは、都内で見たのは本当に久しぶりだったので、うれしくてたくさん写真を撮りました。飛んでいる写真を見ると、羽をずいぶん下までおろしていることが分かりました(写真中)。
  • 今年も夏休みが近づいてきました。今年の夏は、どんな自然にめぐりあえるでしょうか、楽しみです。
モンシロチョウの飛翔(自然教育園、2002/07/07) ノカンゾウ(自然教育園、2002/07/07)

(画像はクリックすると、少し大きくなります。)

(記)浦城信夫
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