さ・え・ら書房編集室雑記(2005/11/01) Topへ戻る

  • 10月29、30日。東京千代田区神保町で、「神保町ブックフェスティバル」が開かれました。今年で第15回を数えるそうで、音楽パレード、非再版本や古書の特売、ワゴンセール、オークション、サイン会など、さまざまな催し物がおこなわれました。古書店、出版社が参加し、小社もワゴンセールに参加しました。
  • 期間中は二日ともどんよりと曇り、29日は途中で雨がふり出し、野外のワゴンセールは早々に撤収……と条件は悪かったのですが、神保町の町は本を買い求める人でふくれあがり、熱気がむんむんとただよいました。
  • 最近は、活字離れ、本離れと言われますが、この日だけを見るかぎり、とてもそのようには見えません。ふだんより安く買えるということは、読者にとってはとても大きなことなのだと実感しました。本には潜在的な需要があるということなのですね。
  • 活字離れ・本離れを食い止めようと、今年の7月、「文字・活字文化振興法」という法律ができました。こういうことを法律でなんとかしようというのはおかしいという議論もあったようですが、「言語力」をキーワードにして、その育成を予算化する道筋をつけるということで、この法律ができたようでした。
  • この法律には、10月27日を「文字・活字文化の日」とすることが定められています(国民の祝日ではない)。
  • この初めての「文字・活字文化の日」を記念して、10月27日、文化庁主催で「文字・活字文化の日シンポジウム」が開かれ、国会議員の挨拶や、文化庁長官の講演があったのでした。それはともかくとして……。
  • その会にわたしも出席したのだけれど、会の開始直後に全員起立を求められ「君が代斉唱」がありました。壇上には日の丸が掲げられて……なんだか異様な雰囲気をわたしは感じました。出版・活字文化は、そういった思想的なことから自由であるべきだと考えるからです。着席したままの人もいました。
  • 10月13、14日、小社も加盟している児童図書出版協会の親睦旅行がありました。毎年1回あるのですが、今年は北海道旭川を中心に、けんぶち絵本の里の見学を組み込んだものとなりました。
  • 1日目は旭山動物園。ユニークな展示と、夏の来園者数が上野動物園を上回ったということでテレビなどで紹介されたのだそうです。こぢんまりした動物園で、飼育係が肉声でオランウータンなどの説明をしていたのが印象的でした。(来園者数が多いのは、旭川の観光名所があまりないので、夏の団体ツアーがみんなこの旭山動物園を組み込んだ、というのが真相のようです。)
  • 特に宣伝はしていませんでしたが、鷹匠から教わった飼育係が、わたしの質問に答えながら、オオタカを目の前で見せてくれたのがうれしかったです。(いつもは100メートル以上離れているのを見ることが多いのです。)
  • つぎの日の早朝は、大雪山黒岳で、カヤクグリを見ることができ、期待していなかっただけに、これもうれしいできごとでした。
オークション風景(神保町) ワゴン通り(神保町)
小社も参加(神保町)
オオタカ(旭山動物園) カヤクグリ(大雪山黒岳)

(動物の写真はクリックで拡大します)

(記)浦城信夫
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