さ・え・ら書房編集室雑記(2006/01/25) Topへ戻る

  • 世の中は、景気が上向いてきたということになっていますが、出版界は、なかなかそうはいかないようで、一昨年は、本&雑誌の総売上がひさしぶりに前年比プラスになったと思ったら、昨年はふたたびマイナスになったそうです。一部の本、一部の会社は大もうけをしているようですが、大方の出版社は苦しいのではないかと思っております……小社はもちろん後者なのですが、あまりいうとグチになるので。
  • 最近はよく、本離れ、活字離れが特に進んでいるといわれますが、実際はどうなのでしょう?。わたしの印象としては、以前は電車の中で本を読んでいる人のすがたを多く見かけたものですが、今は、携帯メール、あるいは携帯ゲームに熱中している人のほうが多いことを見ると、確かにそうなのかなと思います。(化粧をしている人も多いです……実際はそれほど多くないのかもしれないけれど、目立つから多く見えるのかもしれませんが。)
  • 日本人が変わってしまったのかなぁ……と最近思いますが、それは、わたしが歳をとってきたからであって(58歳)、わたしよりも年上の人は、やはり、私たちの年代が若かった頃、同じように感じたのだと思います。
  • 金儲けをするには、額に汗するのが正しい&当然という不文律が少し前までありました。いまでもあるかもしれません。でも、IT関連(ホリエモンさんをIT関連というのなら)では、うまくやれば、紀伊国屋文左衛門以上に儲けることができるのですね。(紀伊国屋文左衛門のミカン伝説を読むと、ホリエモンさんと通ずるところがあって、おもしろいです。)
  • 子どもをねらった誘拐などの犯罪、お年寄りをおもにねらった振り込めサギや悪質リフォーム……など、弱者をねらった犯罪がこのところ多かったけれど、ここに来てから、欠陥マンション&欠陥ビジネスホテル、株式をターゲットにした犯罪(欲に乗じたといっていいのかな?)が目に付きます。形はちがうけれど、日本人は、以前はこうではなかったのではないかと思うのです。……年寄りの郷愁かもしれませんが。
  • どういうことかというと、むかしの犯罪は、お金に困ってすることが多かったのが、現代は、より儲けるため、楽するためにすることが多くなったような気がするのです。

  • 去年から異常気象のせいか、冬の小鳥たちがなかなか関東地方、東京近辺に来なかったのですが、今年になって、少しずつ目に付くようになりました。正月休みには、ミヤマホオジロ(左下)を見ることができました。
  • 『わたしのスズメ研究』に続き、今、『わたしのカラス研究』を制作中です。ほとんどのバードウォッチャーにとって、カラスは邪魔者、悪者でありまして、観察もしないし、写真をまともに撮ろうとしません。わたしもこれまでそうでしたが、このたび、カラスの写真を撮ってみたのでした。
  • カラスは確かに賢いです。遠くのカラスでも、フレームに入った瞬間にサッと逃げたり、あるいは、わたしのそばに来て、わたしをじっくり観察していったり……個性豊か、表情豊かでした。右下はわたしを観察しにきたハシブトガラスです。
ミヤマホオジロ(埼玉県の公園) ハシブトガラス(都内の公園)

(写真はクリックで拡大します)

(記)浦城信夫
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