さ・え・ら書房編集室雑記(2008/02/01) Topへ戻る

●年が明けたと思ったら、もう2月……月日の経つスピードに加速度がついてきたみたいに感じます。……トップページでお知らせしたように、『目で見る物理』が刊行されます。加速度のこと、時間のことのおもしろい話題が、ビジュアルに紹介されていて、気軽に「物理って、こういうものなんだ……」ということがわかると思います。
『リリー・モラハンのうそ』は、子どもの心をしっかりした感覚でとらえる作家、パトリシア・ライリー・ギフの作品です。第二次大戦末期のアメリカを舞台に、深刻な状況下で友情を築いていく子どもたちの物語です。吉川聡子さんの挿絵もわたしは好きです。

◆中国製造の冷凍餃子などが原因の毒物中毒事件が起こりました。有機リン系の毒物が混入していたとのこと……有機リン系といえば、近くは地下鉄サリン事件、ずいぶんむかしでは多く毒物事件に使われた記憶がありますが、食品に混入するとは、思いもよりませんでした。
◆それにしても、今回の毒物混入&回収対象となった食品のネーミングのすばらしさ……ずいぶんとおいしそうな名前がならんでいるのには、びっくりというか、「これってなんなんだろう」という気持ちになりました。食の安全なんかどうでもよい、売れればいいということなのでしょうか。

◆日経新聞の連載小説、北方謙三の「望郷の道」が今、わたしはおもしろいです。明治時代を舞台に、侠客の家に婿入りした主人公とその妻、両方とも格好良く、なかなか読ませます。作者の曾祖父、ニイタカドロップの創業者をモデルにしているそうですが、それはともかく、主人公二人に同じぐらい肩入れしたくなる小説はめずらしいです。(連載前から幻冬舎から出版されることが決まっていたとか……。)
◆ヘラサギがめずらしく関東地方に来ました。ヘラというよりは、シャクみたいな雰囲気のくちばしです。魚やカニを捕るサギの嘴はとがっていますが、こちらはもっと小さな生き物を捕るのでしょうか。
◆そのほか、ウグイスを見ることができました。鶯色はメジロ、ウグイスは茶色です。どうして鶯色というのかわかりません。
ヘラサギ カワセミ ウグイス

(写真はクリックで拡大します)

(記)浦城信夫
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