さ・え・ら書房編集室雑記(2011/08/17) Topへ戻る


◆3月11日の地震(東北地方太平洋沖地震)が起きたとき、わたしは会社にいました。はげしい揺れがつづき、その揺れがいつまで続くのか、さらに大きくなるのか、それとも収まるのか何もわからない、どうなるかわからない……そういう恐怖をおぼえました。わたしはこれまで60年以上生きてきましたが、生まれて初めて体験した恐怖でした。
◆あれで震度が5弱とか5強だとは……震源に近い場所では、どんな恐怖だったでしょうか、ちょっと想像できません。(地震体験施設での体験は、まったく怖くないそうです……遊具と同じで結果がわかっているから)

◆大地震はこれまで何回も起き、そのたびに大きな被害を出しながらも、日本人はなんとかその被害、苦しみや悲しみを乗り越えて復活してきたのだと思います……とはいえ、いま現在5ヶ月を過ぎてもなお、被災地の状況を見聞きし、それに対する政府などの対応を見ると、なんとかならないものかと思います。
◆それに加えて原発のメルトダウン。これほどの情報隠しが、この時代、いまでも行われていることには、びっくりしました。「安心しなさい」「落ち着きなさい」ばかりで、肝心なことが何も見えてこない。
◆地震の被害ではなく、放射能汚染でふるさとや自分の家・職場を離れなければならない人々は、ぶつけてもどうしようもない怒りと、そしてこの状態がいつまで続くのかわからない不安でいっぱいだと思います。
◆小社では、いま現在、ふるさとをはなれなければならなくなった子どもの不安と悲しみを描いた絵本と読みもの2さつをまとめています。近々出版の予定です。

◆この十年ほど、わたしは週末となれば鳥見にでかけることが多かったのですが、大震災以来、どうも鳥見に熱中できなくなっています。(そのうちに復活するかもしれませんが……)
◆その代わりというわけではありませんが園芸?を始めました。ブックフェアで農文協の人がくれたヒマワリとエゴマの種をまいたら、それが芽をだして大きくなっていく。これは楽しい(^o^)/……種をまいて育てるのは生まれて初めての体験です。(わたしの小学生時代には、アサガオを育てる夏休みの宿題はなかったのでした。)

(写真はクリックで拡大します)
(記)浦城信夫
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