さ・え・ら書房編集室雑記(2012/04/22) Topへ戻る


◆topページでもお知らせしましたが、この4月に、『算数絵本/考え方の練習帳』 (全5巻)を無事、刊行することができました。著者の瀬山士郎先生と、画家のみなさんのお力・ご協力の賜物だと思っております。(わたし自身は、ときどき、くじけそうになりましたが(^_^;))。
◆小社と算数・数学分野の本の歴史的に古いものがありまして、単行本としては、昭和34年に「メートル法」という本を出版しています。これは、尺貫法からメートル法に単位が突然変わったのに合わせて作られたものでした。長さはともかく、重さと土地面積は、貫、匁、坪がわたしの身に付いており、しばらくはなじめなかったことを覚えています……自分の体重は10貫、肉を100匁買う。巨漢力士の松登の体重は40貫、小兵力士の鳴門海は24貫、わたしの応援していた信夫山は28貫が32貫に増えたとか、いまでも思い出します。……昔は80キロ代の幕内力士もいたのですね。当時、巨漢といっても、今では軽量。
◆シリーズとしては、昭和36年に学年別の『みんなのすきな算数』 (全6巻)というのがありました。遠山啓監修で、当時「水道方式」という考え方・教え方が現れたのにあわせて出版されたのでした。この頃は、わたしはまだ編集者ではなかった(^_^;)のですが、一生懸命読んだことを覚えています。
◆そしていまは、『考える数学』 全5巻、『わけのわかる算数のはなし』 (全5巻)、『算数パズルの本』 (全6巻)、『目で見る算数図鑑』 (全2巻)などの算数・数学関係の本を出しています。小社の得意分野として、これからも充実させたいと思っています。

◆もう1つ、topページでもお知らせしましたが、<サリーの青春>3部作が完結しました。この物語は、13歳の少女サリーが19歳にいたるまでの成長物語であると同時に、当時のアイルランド社会を写しだした歴史小説ともいえる読みものになっています。お話のおもしろさもさることながら、19世紀末のアイルランドの農民が、大英帝国やプロテスタントによって支配されていたこと、そして、いま現在まで、その影響が及んでいることを、わたしに教えてくれたのでした。

◆この春は、忙しくて、なかなか鳥見に行く時間がとれず、苦しい思い(^_^;)をしました。近所の新宿御苑に行くのが精一杯という状況でしたが、都内ではめずらしい、木の上のオシドリを見ることができました。木の上では飾り羽根は引っ込めているのですね。
◆大震災以後、初めて茨城方面に鳥見に行きました。鳥は何事もなかったようにいますが、道路は工事中だったり、でこぼこだったりと、まだまだ爪痕が残っていました。
◆去年の秋に植えておいたチューリップの球根が、社屋玄関横で咲きました。思えば、わたしが幼稚園のころ「さいた、さいた、チューリップの花が……♪」と歌い、そして、チューリップの花をいつか自分で咲かせたいな、と思っていたのでした。それが、いつのまにか忘れてしまっていましたが、去年の暮れ、園芸店で球根を見かけ植えたのでした。長い時がかかりましたが、昔の夢を1つ実現したみたいな気持ちです。

(写真はクリックで拡大します)
(記)浦城信夫
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