図書館の絵本(全3巻) |
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■トマスと図書館のおねえさん パット・モーラ=文 ラウル・コローン=絵 藤原宏之=訳 定価:本体1400円+税 判型・体裁:26*21/32ページ 発行年月:2010年02月 ISBN978-4-378-04123-0 NDC015 (内容見本) |
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【内容】 トマスの両親は、メキシコからの移民です。野菜や果物の収穫にあわせ、アメリカ国内を移動しながら農家の仕事をてつだっています。トマスは満足に学校に通うことができません。 ある夏の日、見知らぬ土地にやってきたトマスは、親切な図書館員のおねえさんと出会い、図書館にかようようになります。本を読む喜びを知ったトマス……カリフォルニア大学学長の幼い日の思い出をもとにうまれた、心温まる感動の絵本です。 |
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【文】 パット・モーラ テキサス州エル・パソ生まれ。児童向けの小説や絵本だけでなく、ノンフィクション、エッセイ、詩も多く書いている。メキシコ移民の祖父母の影響をうけ、スペイン語を第一言語とするアメリカ南西部のまずしい人びとをモデルにした作品が多い。アメリカ各地で若手作家の育成とメキシコとの文化交流に力をそそいでいる。 【絵】 ラウル・コローン プエルトリコに生まれ育ち、やがて、アメリカ合衆国に移住。ニューヨーク市に住む。『ニューヨーカー』や『ウォールストリートジャーナル』などの雑誌にさし絵が使われ、全米イラストレーター協会から金賞・銀賞を授与される。水彩やクレヨンを使ってえがき、作品は技巧的で幻想的である。 【訳】 藤原宏之(ふじわら・ひろゆき) 岡山県倉敷市生まれ。筑波大学附属高等学校英語教師。訳書に「ステラの絵本さがし」(童心社)がある。 |
■ぼくのブック・ウーマン ヘザー・ヘンソン=文 デイビッド・スモール=絵 藤原宏之=訳 定価:本体1400円+税 判型・体裁:21*26/40ページ 発行年月:2010年04月 ISBN978-4-378-04124-7 NDC015 (内容見本) |
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【内容】 カル少年は、高い山の上に住んでいるので、学校へ通うことができません。もちろん図書館なんてないし、本を読みたいと思ったこともありませんでした。ある日、馬に乗った女の人が、カルの家に本を持ってやってきて……。いまから80年ほど前、アメリカは不景気の時代で、だれもが貧しくはありましたが、子どもに本を読ませたいという気持ちを忘れませんでした。学校も図書館もない不便な所で生活をしている子どもたちのために、図書館の本を届けようと考え出されたのが、「荷馬図書館員」という職業でした。彼女たちは「ブック・ウーマン」と呼ばれ、馬に乗って、暑い日も、寒い日も、どんなに遠い道のりでも、ひたすら子どもたちの手もとに本を届けたのです。 |
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【文】 ヘザー・ヘンソン 編集者から作家になる。作品に、小説『Making the Run』、絵本『Angel Coming』などがある。読書推進に熱心で、学校で授業も行う。夫と三人の子どもとともにケンタッキー州に住む。 【絵】 デイビッド・スモール コルデコット賞受賞のイラストレーター。邦訳書に『エリザベスは本の虫』(アスラン書房)、『まあ、なんてこと!』(平凡社)など。妻とともにミシガン州に住む。 【訳】 藤原宏之(ふじわら・ひろゆき) 岡山県倉敷市生まれ。筑波大学附属高等学校英語教師。訳書に『トマスと図書館のおねえさん』(さ・え・ら書房)、『ステラのえほんさがし』(童心社)がある。 |
マーグリート・ルアーズ=著 斉藤 規=訳 定価:本体1400円+税 判型・体裁:26*21/32ページ 発行年月:2010年04月 ISBN978-4-378-04125-4 NDC015 (内容見本) |
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【内容】 作家で教育者のマーグリート・ルアーズは、世界中の図書館員に手紙を出し、各地の図書館の話を聞かせてほしいとたのみました。多くの図書館員やボランティアの人たちは、自らカメラをかまえ、彼らの移動図書館や本を受け取る子どもたちのうれしそうな笑顔を写真におさめて送ってくれました。それらの報告をまとめたのが、わたしたちをあたたかい気持ちにさせてくれるこの写真絵本です。この絵本はまた、本とその読者、そして図書館員たちにささげる賛辞でもあります。 彼らはなぜたいへんな苦労をして、本を箱につめてゾウの背中に乗せたり、バスで何百キロも旅して本をとどけたりするのでしょうか? その答えは、アゼルバイジャンのひとりの図書館員の言葉の中にあります。「移動図書館は、空気や水と同じくらい大切なものなのです」 |
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【著者】 マーグリート・ルアーズ マーグリート・ルアーズは、子どもの本や教材の作者。カナダのサイモン・フレーザー大学で教育学修士号を取得し、子どもの読み書き教育におけるテクノロジーの利用について研究した。多くの子どもの本の著者であるマーグリートは、「想像力をふくらませて、物語を思い描くのが大好き」。現在、多くの学校で作文を教え、また北米各地で、親や教師、図書館員向けの講演を行なっているが、一番好きなのは、子どもたちに読書の喜びを伝えることだという。オレゴン州、ユージーン市近郊在住。 【訳者】 斉藤 規(さいとう・ただし) 東京都生まれ。筑波大学附属高校教員。学校図書館学を大学で教えている。子どもの本に、『新しい国をつくる』(旬報社)、『生徒が議論した日本国憲法』、『正義とはなにか』、『福沢諭吉の勉強法』(以上、ポプラ社)がある。 |