ウィッティントン


■ウィッティントン

アラン・アームストロング=作
S.D.シンドラー=絵
もりうち すみこ=訳

定価:本体1700円+税
判型・体裁:四六判/317ページ
発行年月:2009年11月
ISBN978-4-378-01484-5
NDC933

【内容】
ふしぎな縁で一つ屋根の下で暮らしていたカモ、ウマ、ニワトリ、ネズミ……。そこに、はぐれネコのウィッティントンがやってきた。みんなといっしょに住むだけでなく、きちんと仲間になりたいのだという。そして、ウィッティントンが語り始めた物語は……それは、14世紀に実在した伝説の貿易商、ウィッティントンの物語だった。苦難を乗り越え成長していくウィッティントンの物語は、聞く者たちそれぞれの心に感動をもたらす。そして、その物語の聞き手に、少し問題ありの人間の姉弟も加わって……。
貿易商ウィッティントンの飼い猫の子孫であるはぐれネコのウィッティントンが、代々語り継がれてきたお話を軸に、動物たちの生き様や葛藤、人間姉弟の気持ちと心の変化のようすを力強く描く……300ページがあっというまに読まれてしまいます。
【作者】 アラン・アームストロング
 子どもの頃から「宝島」のように、子どもが数々の試練を乗り越えて活躍する本が好きだった。弁護士、書籍販売の仕事を経て、作家となり、そのような主人公を描いた作品を発表している。最初に出版された本書で、ニューベリー・オナー賞を受賞。画家である妻とともに、アメリカ合衆国ニューイングランド州マサチューセッツに在住。

【画家】 S.D.シンドラー
 イラストレーターとして、60冊以上の絵本を手がけ、日本でも多数の絵本が翻訳出版されている人気作家。アメリカ合衆国ペンシルヴェニア州フィラデルフィアに在住。

【訳者】 もりうち すみこ
福岡県生まれ。訳書『ホリス・ウッズの絵』(さ・え・ら書房)が産経児童出版文化賞に、訳書『真実の裏側』(めるくまーる)が同賞推薦図書に選ばれる。他の訳書に『ヨハネスブルクへの旅』『リリー・モラハンのうそ』(共にさ・え・ら書房)、『キルトにつづる物語』(汐文社)、『ベニー・フロム・ヘブン』(ほるぷ出版)、『ドリーム・アドベンチャー』(偕成社)などがある。

「外国の読みものシリーズCセット」のページに戻る