希望の学校―新・生きのびるために |
作者のデボラ・エリスさんと「アフガンの子どもたち」についてはこちら
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希望の学校
―新・生きのびるために
組み見本 |
米軍からテロリストとうたがわれたアフガンの少女は…… 女性兵士の足音が、廊下を遠ざかっていく。少女は立ったまま、靴音がもどってこないかどうか、耳をそばだてた。 ついに、だれもやってこないことがわかると、少女は、よごれた青いチャドルの中で、やっと、つぶやいた。 「そう、わたしの名前はパヴァーナよ」 ……戦乱のアフガンを生きぬく少女を描いた連作の最終巻。 |
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【作者あとがき】より 今日、アメリカ合衆国を含む外国軍は、アフガニスタンから軍隊を引きあげる方向に動いています。しかし、戦闘はつづいています。最終的にだれが勝者となるかは、明らかではありません。 どんな状況にしろ、アフガニスタンの人々は、生活しつづけなければなりません。そして、その暮らしを少しでもよくするために、パヴァーナやショーツィアやウィーラ夫人のような人々が、懸命にはたらいているのです。そのような多くのアフガニスタンの女性、男性、子どもをこそ、世界は支えなければなりません。かれらをたすけることは、わたしたちの義務なのです。 |
関連書籍 |
デボラ・エリス/作
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