九時の月


九時の月


九時の月

デボラ・エリス=作
もりうち すみこ=訳

定価:本体1600円+税
判型・体裁:四六判・上製/288ページ
発行年月:2017年7月
ISBN978-4-378-01522-4
NDC933

組み見本

【内容】
15歳のファリンは、イランの首都テヘランの名門女子校に通う 裕福な家の一人娘。学校では孤立し、運転手付きの車で家と学を 往復するだけの鬱屈した毎日を送っている。だが、美しいサディーラが 転校してきたことで、ファリンの日常は一変する。
親友となった二人は、学校だけでなく休日も行動を共にするようになり、 互いを想う気持ちを深めていく……

LGBTとは、恋とは、愛とは。
革命後のイランを舞台とした、愛し合う二人の少女たちの 悲しい運命を描く実話をもとにした物語。

【作者】デボラ・エリス(Deborah Ellis)
カナダ・オンタリオ州在住。作家、平和活動家として世界中を旅行し、戦争、貧困、病気、差別などによって困難を強いられている子どもたちを取材している。戦乱のアフガンを生きぬく少女を描いた『生きのびるために』 『さすらいの旅』 『希望の学校』 (共にさ・え・ら書房)は、世界17か国で翻訳出版されている。その他の作品に『きみ、ひとりじゃない』 (さ・え・ら書房)など。

【訳者】もりうち すみこ
福岡県生まれ。訳書『ホリス・ウッズの絵』 (さ・え・ら書房)が産経児童出版文化賞に、訳書『真実の裏側』(めるくまーる)が同賞推薦図書に選ばれる。他の訳書に『三つの願い―パレスチナとイスラエルの子どもたち』 『語りつぐ者』 (共にさ・え・ら書房)、『スカーレット』(偕成社)、『ある日とつぜん、霊媒師』(朔北社)などがある。

 

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