エルビス、こっちにおいで |
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エルビス、こっちにおいで ロドリゴ・モルレシン/文 【ページ見本】 |
【内容】 ぼくは、のら犬。 母さんはトラックで人間につれていかれた。ぼくに家族はいない。 ほかの犬からはいじめられてばかり。にげだそうとして、ぼくは車にはねられた。 そうして、ぼくはアナと出会った。 名前もつけてもらった。 「ぼく、エルビスです!」 ぼくとアナ。いっしょにあそびまわり、いたずらをして、わらいころげた日々。 それは、ずっとつづくかと思ったのに……。 ―――のら犬エルビスが語る、人間と犬と家族のこと。 「ずっとそばにいて、ぼくもいっしょに泣いてあげる」 犬の気もちをわかっていない、心やさしいあなたのための物語。 |
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【文】ロドリゴ・モルレシン(Rodrigo Morlesin) 1972年メキシコシティ生まれ。中学生のときに、エドガー・アラン・ポーの小説に出会って以来、何千冊もの本を手にとって、読んだり、デザインしたり、紹介したりしてきた。ロアルド・ダール、アストリッド・リンドグレーン、J.K.ローリング、ガブリエル・ガルシア=マルケス、ポール・オースター、ザ・キュアーなどの影響を受け、翻訳も手がける。初めて執筆した本作品はメキシコで話題をよび、中米各国やコロンビア、エクアドル、中国、トルコでも刊行されている。 【絵】きたむらさとし 1956年東京生まれ。絵本作家、イラストレーターとして、65点以上の本を手がけ、作品はギリシャ語、トルコ語、スペイン語、フランス語、中国語、英語などに翻訳されている。『ぼくはおこった』(評論社)でマザーグース賞、『ふつうに学校にいくふつうの日』(小峰書店)で日本絵本賞翻訳絵本賞を受賞。メキシコ、コロンビアなどラテンアメリカの国々でワークショップを行い、絶大な支持を得ている。 【訳者】宇野 和美(うの かずみ) 東京外国語大学スペイン語学科卒業。出版社勤務を経て、スペイン語翻訳にたずさわり、スペインやラテンアメリカの児童文学を積極的に紹介している。訳書に、『太陽と月の大地』(福音館書店)、『民主主義は誰のもの?』(あかね書房)、『むこう岸には』(ほるぷ出版)、『エロイーサと虫たち』(さ・え・ら書房)など多数。 |
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