エロイーサと虫たち |
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エロイーサと虫たち 優良図書ホワイト・レイブンス選定 |
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(内容見本) |
お父さんとふたり、とおい町にひっこしてきたわたし。こころぼそくて しんぱいで、まるでじぶんが、へんな虫になったきぶん……。 住みなれた家をはなれた少女が、新しい土地でとまどいつつ生きていくさまをこまやかに描いた、中南米コロンビアの傑作絵本。 難民の現状を伝える絵本として、国連難民高等弁務官事務所の支援で出版された特別版は、ラテンアメリカ各地で配布されています。 |
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作者/ハイロ・ブイトラゴ (Jairo Buitrago) 1973 年コロンビアのボコタ生まれ。児童文学作家でイラストレータ。ジョクテングとの共作『かえり道で』(2008・未訳)は、2007年メキシコのフォンド・デ・クルトゥラ・エコノミカ社主催の風の岸辺賞を受賞。料理が好きで、コミックや虫を集め、ブルドッグにあこがれるコロンビアの新鋭。 画家/ラファエル・ジョクテング (Rafael Yockteng) 1976年ペルー生まれ、1980年よりコロンビア在住。グラフィックデザイナーとして出発の後、カナダのグラウンドウッド社刊行の『雨の使い』(2001・未訳)、『白い花』(2005・未訳)など、中南米出身の作家とともに絵本をを手がける。ラテンアメリカを地盤に、これからの活躍が期待されるイラストレータ。 訳者/宇野和美(うの かずみ) 東京外国語大学卒業。出版社勤務の後、スペイン語児童文学の翻訳に携わる。訳書に、『フォスターさんの郵便配達』(偕成社)、『むこう岸には』(ほるぷ出版)、『ポインセチアはまほうの花』(光村教育図書)など多数。日本ラテンアメリカ子どもと本の会発起人の1人。 |